映画「屍人荘の殺人」が存外に良かったのでオススメしたい

 2020年となり、今年も正月休みを満喫している。まとまった休みがあると映画やドラマが見たくなるもの。というわけでNetflixにて「2人のローマ教皇」と映画館で「屍人荘の殺人」を見た。「2人のローマ教皇」もとても素晴らしい映画だったのだが、ついさっき見てきた「屍人荘の殺人」が最高に面白かったのでミステリ愛好家はぜひ見てほしい。タイトルにて「存外に良かった」などと余裕のある言葉を選んでいるが、実際のところめためたにハマってしまって、ここ数年分記録している映画レビューサービスfilmarksで私史上過去最高点の4.9をつけてしまったほどだ(ちなみに次点は4.6で「2人のローマ教皇」なので今年はわりとザルいのかもしれない)。
映画「屍人荘の殺人」公式サイト
 これをオススメするにあたって困ることは、おそらく何を云っても何かしらの先入観を与えてしまって、私が映画館で受けた衝撃を味わえないということだろう。というわけなので何も云えない。何も云えないが、もしあなたが本格ミステリではなく、新本格が好きで、丸い建物を見たらこれはロビーが回転するなと思うならば、そして麻耶雄嵩が好きならば、ネタバレを食らう前に見に行くべきだと思う。あるいは浜辺美波か神木隆之介のファンでも見る価値はある。が、上映後「最高の映画だったなー」とホクホクしていた私はレビューサイトにて賛否ある投稿がひしめき合っているのを見てしまったのだが、(もちろん上映中に思ったが)どうやら万人受けする作品ではない。社会派ミステリを好むひとなんか死んでも肌に合わないはずだ。ので、それらを考慮したうえで1900円を払っていただきたい。よろしくお願いいたします。
 最後に、「屍人荘の殺人」の脚本は蒔田光治が手掛けています。そう、「TRICK」で有名だよね。

(実は原作未読だったので今買いました。読んでからネタバレで良さを語りたいと思う)

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